このページでは表皮の中でも上から2層目にある【顆粒層】について解説します。
顆粒層の特徴
顆粒層は1層〜2層の薄い層で、細胞にケラトヒアリン顆粒というガラス質上の顆粒を含んでいるのが特徴です。
ケラトヒアリン顆粒は光を強く反射・屈折させる作用を持っているため、外界から侵入してくる紫外線が皮膚深部まで侵入しないよう防ぐ役割を果たしています。
顆粒層以下はバリアゾーン
角質層を除いて、顆粒層以下全てのことをバリアゾーン(帯電層)といい、全て生きている細胞で構成されています。
このバリアゾーンは積極的に物を吸収する作用はありませんが、光・熱・電気の3つのみ通過を許します。
つまり、顆粒層含む、顆粒層以下全ての細胞には、化粧品などの有効成分を塗るだけで浸透させることは難しい構造になっているのです。