花粉症皮膚炎って?その1

花粉症皮膚炎って?その1

こんにちは。
2月から4月は、スギ花粉が飛び、「花粉症」に悩む方が増える季節になってきました。
くしゃみや鼻水、目のかゆみに加え、実は、肌が荒れることも花粉症の症状です。

鼻や目の花粉症症状が強い女性ほど、皮膚のかゆみが強いという報告もあります。
今回は、2回に分けて「花粉による肌荒れ」である「花粉症皮膚炎」について、特徴や症状、治療、対処法などについて詳しく説明していきたいと思います。

【花粉症の原因はスギだけ?】

「花粉症」の原因植物として、「スギ」が非常に有名で、スギ花粉が飛ぶ2~4月に症状を訴える方が多く春のイメージが強いかもしれません。
実は、「花粉症皮膚炎」はスギだけでなく、ヒノキ、イネ、シラカバ、牧草、ブタクサなどが原因となることも報告されています。ブタクサの花粉は、秋や10~12月頃に多く飛ぶこともあり、春だけではなく秋も注意が必要です。

【「花粉症皮膚炎」の症状と特徴】

「花粉症皮膚炎」は、目の周りや顔など露出が多い場所、首など洋服やアクセサリーが擦れやすい部分にかゆみが発生しやすいです。
また女性は化粧をするというのもあり、花粉やほこりなどが顔に付着するというのもあり、男性よりも症状が出やすいというのもあります。
また、「アトピー性皮膚炎」の約30%の方では、花粉症の時期に症状が悪化しやすい傾向があるとされおり、注意が必要です。

次回、対処法をお伝えしたいと思います。
つづく…