目次
1、ファンデーションの種類
2、ファンデーションによるデメリット
1、ファンデーションの種類
ファンデーションは大きく分けると4つの種類に分けられます。
まずはそれぞれのファンデーションの特徴をチェックしてみましょう。
このタイプのファンデーションは流動パラフィン(ミネラルオイル)や色々な固形ワックスなどの油性基剤に色素顔料を練りこんだものです。
クリーム状やスティック状の製品として作られています。
肌上での伸び、つきに優れていて、耐水性にも優れていますので化粧崩れしないのが特徴です。
コンシーラーやドーランなどがこちらに属します。
このタイプのファンデーションは乳液やクリームに色素顔料を混ぜたものです。
使用感は重たいですが、油性ファンデーションほどではありません。
つき、伸びともに良く、このタイプのファンデーションは色材の粉を油性成分で囲ったような構造になっている為、水性乳化型に比べて耐水性に優れています。
リキッドファンデーションやクリームファンデーションなどがこちらに属します。
このタイプのファンデーションが最も一般的に広く使われているタイプのものです。
色素顔料の粒子の表面をシリコーンなどの油性成分や、合成界面活性剤でコーティング処理して圧縮し固形にしたものです。
パウダーファンデーションなどがこちらに属します。
このタイプのファンデーションは油性乳化型同様、乳液やクリームに色素顔料を混ぜ込んだものです。
油性乳化型と違い、使用感が軽く、油っぽさがありません。
色材の粉を水性成分で囲ったような構造になっている為、耐水性が弱くなっています。
水状ファンデーションなどがこちらに属します。
この様にファンデーションは大きく分けると上記の4つのタイプに分かれます。
それぞれに特徴があり、肌状態に合わせて使い分けている方が多いかと思いますが、ご存知でしょうか?
カバー力が高く、崩れにくいもの程油分量が多く、素肌への負担は大きくなっているのです。
つまり、水性乳化型ファンデーション→ケーキ型ファンデーション→油性乳化型ファンデーション→油性ファンデーションと上のタイプにいくほど素肌への負担が大きいということです。
2、ファンデーションによるデメリット
先程少し、ファンデーションの負担という言葉を使いましたが、ファンデーションの一体何が肌の負担になるのでしょうか?
ここではまず、ファンデーションの成分についてご紹介させていただきます。
物によって入っている成分は違いますが、大きく分けて
水、油性成分、顔料、防腐剤、界面活性剤、(UVカットができるものは紫外線吸収剤)、シリコーン、保湿剤
が主な成分になります。
防腐剤や界面活性剤が肌に良くないということを耳にしたことがある人も多いかと思いますが、今回はシリコーンについてお話していきます。
そうです!
シリコーンこそ肌のダメージを大きくしてしまう原因の一つなのです。
一般的にはシリコンと呼ばれていますが、シリコンとはケイ素のことです。
地球上で酸素の次に多く存在している元素で、シリコンから作られて合成された化学物質をシリコーンと言います。
シリコーンの種類には大きく分けて3つあります。
①シリコーン樹脂
接着剤、高温用絶縁材、耐熱塗料、コンタクトレンズなどに使用されています。
②シリコーンゴム
豊胸手術の素材やキッチン用品などに利用されています。
③シリコーンオイル
シャンプー、リンス、ファンデーション、アイシャドー、口紅などの化粧品に利用されています。
長所
・安全(体への影響はありません)
・撥水性・・・水をはじく力があります。
・揮発性・・・油ではあるが揮発性があるためさらっとした感触になります。
・感触が良い・・・オイルだが、重くベトベトせず軽い使用感。
・被膜性・・・化粧もちを良くしてくれます。
短所
・残留性
シリコーンオイルの特徴を振り返ってみましょう!
長所にある撥水性ですが、水分に強いことでメイク崩れを防いでくれますが、言い換えればメイクが落としにくいということです。
短所にも残留性とあることから一度素肌へ密着することでクレンジングを使用しても落としにくいので、これが毛穴に残ってしまうことで毛穴詰まりの原因になってしまうのです。
毛穴が詰まることで毛穴の開きが目立つ、皮脂が酸化し毛穴が黒ずむ、皮脂汚れが増えることでニキビができやすくなるといった症状が起こりやすくなることが考えられます。
まとめ
普段から欠かすことのできないファンデーション。
実は肌荒れの原因になっている可能性もあります。
肌荒れがなかなか治らない、毛穴が目立ってきた、肌が荒れ始めてきたなどの症状がある方はファンデーションを一度お休みするといいでしょう!
どうしても外せない方は、塗る量を減らして薄くしてみる、もしくは負担の少ないファンデーションに変えてみる(リキッドファンデーションからパウダーファンデーションへなど)のも良いかと思います。
次回はファンデーションを負担の少ないものに変えたことでの肌荒れ改善例をご紹介したいと思います!!
お楽しみに??